ブルースに囚われて―アメリカのルーツ音楽を探る |飯野 友幸 /高橋 誠 /保坂 昌光 /舌津 智之 /椿 清文 /畑中 佳樹 /大和田 俊之 /榎本 正嗣
ブルースに囚われて―アメリカのルーツ音楽を探る飯野 友幸 /高橋 誠 /保坂 昌光 /舌津 智之 /椿 清文 /畑中 佳樹 /大和田 俊之 /榎本 正嗣
信山社 刊
発売日 2002-05
価格:¥2,520(税込)
オススメ度:★★★★
たしかに凄いわ・・・ 2005-06-24
ブルースって、実は音楽的にはペンタだ!ターンラウンドだ!6th多用だ!といくらでも知ったかぶりできるわけだけど、確かにここまで探求されると文句の言いようがない。コード分解だ裏コードだとかもううっとーしい。要はSOULがあるかないかの話しなんですよね。私もブルースをもはや漫然と聞けません。日本人としてブルースとこの先どう対峙すべきか…。確かに白人ブルースギタリストで考えると、J・ベックはジャズ、J・ペイジはフォークや民族音楽、E・クラプトンはレゲエ、とブルースの世界から自然と離れていく過程が実証済みの感はありましたが、この本はそれを見事に証明してしまいました。ましてや日本人としてどうしろと・・・。例えばFathers and SonsもいくらM・ブルームフィールドやP・バタフィールドが頑張ってもマディがいるから成立するし、London Sessionsのクラプトン、S・ウインウッド、B・ワイマン、C・ワッツだって結局ハウリンウルフがいるからあれだけ好調に聞こえるわけです。ボブ・ディランだって、なぜ「ブラインド・ウィリー・マクテル」を80年代最高の歌の題材として歌えたか、自明ですね。この本はアルバム紹介本でも音楽テキストでもない、ましてや自称評論家の言いたい放題でもない、もっとgenuinな香りをもって語りかけてきます。山崎まさよし、ストーンズ、ジミヘンからマイルスまで、原点はここです。著者にはマジメに感服。
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